2017/04/30

竜巻のような剛球





かつて、

こんな無茶苦茶なフォームの投手が居た。

プロ野球に入ってきた時に、
投手コーチや首脳陣から、指摘され、フォームを変えられようとした、

定石の理論から、何もかも外れていたからだ。
でも、彼はがんとして、何も聞かなかった。

自分を通し続けた。


先ず、大きく振りかぶって、大きな弓のように仰け反らせる、

そうして、
どうしたことか、打者に背を向けて、いったん、後ろに足を高くひねって、廻す。

どの漫画も描けなかったフォームだ。

大きくひねって、前に重心移動して、後ろから、剛球のドストレートが行く。
そして、
驚くことに、同じフォームで、すとんと落ちるフォークが行く。



竜巻、
トルネード投法と呼ばれるようになった。

日本の近鉄で大活躍して、
オールスターにも選ばれ、

そして海を渡った。

メジャーも同様に驚いたが、彼は成功した。

あらためて、投げる前の動作を画に描くと、こうなのだ。

まさしく、
下半身から、背筋のちからで、投げているのがわかる。
いつもいう、
スポーツ理論である。
尻がどでかく大きい、太腿が大きい、脹脛ははれているようだ。でも締まっているところはしまっている、
その下半身の力が背筋のせすじを通って、上半身につたわる。
彼の目立っているところは、、前半のトルネードだっただろうが、
最後は倒れるように、
打者に向かって、
投げていく。

これは打てんわ。



野茂英雄さんである。

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