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2018/06/13

雨に君の泳ぐクロールとってもきれいネ


(画は、昨日のものを手直してみた。画用紙いっぱいになって、大きすぎてファイルアップロードできなかった。どうして修正したらいいかわからない)


森田童子のうたで、
いろいろなシンガーや評論家で、人気が高いのが、
「雨のクロール」
である。

はじめ、
明るい楽しい調子で、うたがはじまる。


  夏の川辺に 二人は今日別れる
  ぼくは黙って 口笛吹いた
  ウフフフ~ ウフフフ~

森田童子が、もちろん女性だが、自分のことを「ぼく」と
表現して、
ぼくと君がおりなす、恋唄や心の葛藤や、絶望、失敗や生と死をテーマにして、つむぎだす


  君は花がらのワンピースおいて
  静かに涙色のまぶしい水の中
  ウフフフ~ ウフフフ~

花柄のワンピースをおいてなのか、脱いでなのか、主観と客観がキャッチボールする。
「静かに 涙色のまぶしい水の中」
などのキーワード選択は、いわゆる詩人としての天才性を発揮する。
泳いでいるのか、泣いているのか、雨の中でぬれているのか?



  雨に君の泳ぐクロールとってもきれいネ
  雨に君の泳ぐクロールとってもきれいネ

あまりにも、
有名なふれーーずになった「雨に君の泳ぐクロールとってもきれいネ」
普通、
女子というものは、可愛く平泳ぎでおよくというのは、私のジェンダーへの決めつけか?

男性みたいに豪快に腕を高くあげた泳ぐクロールは、とってもきれいネというのもスポーツアスリートの視線だ。
池江りか子まではいかなくとも、
大きな速いクロ―ルの動きがみえる。

おそらく森田童子は、
シンガーソングライターだけども、運動関係も運動神経が高度だろうと感じさせる。歌のテンポやリズム感からそう感じる。

彼女の動画をさぐっていたら、
夜行①②③というのが、あって、珍しく、彼女が唄を歌うシーン、歩く、動く、語る、しゃべるシーンがあった、
貴重な動画だ、

それで、何度も繰り返して観てみたが、
カーリーヘアと大きめのサングラスでかくした素顔のシルエットは、どの角度からも、
美人であった。
鼻が高い、唇のかたちがかっこいい、すらりとした顔のシェイプからすると、美人である。
他の寫眞のい薄いサングラスからもつぶらな瞳の三日月がみえる。
また、違うユーチューブで、ラジオの語りだとか、インタビューに応える彼女の言葉、間合い、受け答え、気取らず、優しい、あたたかいそれらをきいていると、
かなりの偏差値の高い頭脳を感じる。

頭脳を感性が上回った、全曲集だが、
変に媚びを売らない、自分をぶらさず生きていこうとした不器用な姿をかんじる。


おっと脱線した。

最後は突き落とされるように、
テンションがかわる。びっくりする場面転換だ。

彼女(君)が亡くなったのか、ぼくの死の予感か??病気か、事故か?


森田童子のうたは、ある解説においては、

すべて、葬送曲だといわれている。哀しいとか暗いとかだけの決めつけのイメージでは計り知れない、青春の時における友人の死を
まっすぐに受け止めて、
さけてとおらない、
真っ正面にすえて、堂々と、独特のウイスパーボイスで唄いあげる。



  夏がめぐりめぐってもぼくはもう決して泳がないだろう

★最後の一節に、
ぼくは、もう決して、〇〇をしないだろう。
ぼくは、これにこだわって、この方向に泳いでいく、

決して、時代や人々や、権力や、嘘欺瞞に争いながら、レジスタンスの道を走っていくだろう、走っていこう

という明確な決意がみえる。

だから、
森田童子というにんげんは、
後年、思わない病気に遭遇したのだろうと想うが、シグナルのドラマのように、過去は変えれなかったのだろうと想う。

彼女は、
この2018年4月の春に、逝去してしまった。

素敵な女性だっただろう、
優しいお母さんであっただろう、
深いおばあちゃんだったかもしれない。。。



「たとえば、僕が死んだら、、、、そっと忘れてほしい」

という名曲の唄が聴こえてくるが、
おそらく、ほんとうのファンは、ひきずってひきずって、ひきずりたおして、、忘れられないだろう。

なみだが、繰り返されるクロールのように、津波る(ほとばしる)。
津波は使ってはいけないことばではなく、人間にとっていちばん大事な感情のほとばしる涙の洪水だ。(最近はほとばしらないやつが多すぎる砂漠の世界だ。ー初めてつくった私の造語だ。人間は水でできている。)


それで、いいじゃないか。


合掌
◆ーーーーーーーーーーーー

雨のクロール (1975年)

唄  :森田 童子 
作詞:森田 童子
作曲:森田童子


  夏の川辺に 二人は今日別れる
  ぼくは黙って 口笛吹いた
  ウフフフ~ ウフフフ~


  君は花がらのワンピースおいて
  静かに涙色のまぶしい水の中
  ウフフフ~ ウフフフ~


  雨に君の泳ぐクロールとってもきれいネ
  雨に君の泳ぐクロールとってもきれいネ

  夏がめぐりめぐってもぼくはもう決して泳がないだろう
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